我々は今、温暖化やエネルギー・資源の価格高騰など様々な環境環題に直面しています。これからの社会では、限られた資源を可能な限り効率的に使い、さらにリサイクルも含めて循環的に使うことが必要になるでしょう。私たちは、材料製造に焦点を当て、資源・材料の極限利用を導く革新的技術と材料の再生・回生技術に関する研究を行っています。特に、シリコンやシリコンカーバイド(SiC)、窒化物半導体などの、低炭素化のキーマテリアルについて、通常の金属材料の製造に用いられる治金学的技術により、環境にやさしく大量生産可能な製造法の開発を目指して研究を進めています。
私達の研究は、状態図や熱力学的な予測をもとに高温の材料プロセスを考案し、検討することを基本スタンスとしています。ただし、今までにないプロセスを構築するため、もしくはこれまでとは違う材料をつくるため、まず学問分野の枠を取り払い、次に高温での反応・相変態・結晶成長を支配する現象を見つけ、どのような方法でも貪欲に観る(診る)ことで現象を解明する、これを常に心掛けています。(例えば、Fe-Si溶液から1500℃にて成長するSiC結晶の成長界面の観察に成功し、高品質結晶を作るためのヒントが得られています。)持続可能な社会におけるマテリアルプロセスとは何かを模索しながら、そのような社会で役立つプロセスの研究に取り組んでいます。

現在お知らせはありません